2022 夏:上高地 五千尺ホテルに2泊3日の旅(1日目)

2022年7月10~12日、2泊3日で楽しんだ上高地。感動が薄れないうちに記録、記録。

 

わたしにとっては20~30年ぶりの、オットにとっては「初」の上高地。

 

若い頃、日帰りで上高地に行った時「いつか、宿泊したい!!」と思った、赤い屋根の帝国ホテル。ここに泊まって、観光客がまばらな朝の上高地を散策したら、どんなに気持ちがいいんだろうー♡って、妄想しましたよ。

 

あれから、かれこれ数十年。
おサイフ的にも「一生に一度の、贅沢!」と言えちゃう余裕ができ。いや、違う…。そーじゃなくて、ちょっと無理してでも「行けるときに、行っておきたい!」何事もそう思ってしまうお年頃になった、ということで。

 

思い切って、上高地2泊3日の旅を計画ー!!

 

本当は1泊でも満足なんだろうけど、それはお天気に恵まれた場合。なので、せっかく行くなら!と、2泊3日に。3日もあれば、さすがに晴れる時間帯があるでしょ~、と期待して。それでも山の天気だから、滞在中ほとんどが悪天候ってことも考えられる。ならば!

 

食べる、を充実するしかない。ふふふ。

 

そこで今回の滞在は、若かりし頃あこがれた帝国ホテルではなく、立地・価格・食の充実度で【五千尺ホテル】に!
結果!!ほんと、よかったなー、五千尺ホテル。高かったけど(笑)。

 

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では、早速、7月10日(日)から振り返ってみよ~。
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まずは、自宅を出発して約190キロ、下道と高速を使い【あかんだな駐車場】へ。
梅雨明けした後から雨続き、この日も怪しげな空…。福井を出た頃はまだ曇りだったけど、岐阜に入るころからポツポツ。あかんだな駐車場のバス停では傘がいるほどに。覚悟はしていたものの、冴えない天気にテンションは平時でしたね(笑)。ま、しょーがない。

 

さて、自家用車乗り入れ禁止の上高地に入るため、あかんだな駐車場でシャトルバスに乗り換え。料金は、大人往復2090円/1人。

 

日頃キャッシュレス慣れしてると、観光地でも「not現金」としたいところなんだけど、シャトルバス始発の「あかんだな駐車場」では「現金のみ」の取扱い。でも、スタッフの方に聞くと、次の停留所「平湯」ならクレジットカード支払いOKとのこと。5分ほどの停車時間を利用して券売機でカード購入すればいいんですって!

 

けど、この対応も混雑状況によるかもしれないです。
行った日は、お天気イマイチの日曜日の午後とあって、バスに乗る人もまばら。これがハイシーズンだったら、カード決済のために平湯で一時下車、なんて案内してくれないような気もする。キャッシュレスにできたのは、ラッキーとしておこうっと。

 

そして、街中をゆうゆうと闊歩するおサルさんを眺めながら「平湯」を出発し、バスは約30分で終点の「上高地バスターミナル」に。いやー、数十年ぶりに訪れた上高地は、まったく記憶と違ってて。立派なバスターミナル!

 

お天気さえないけど、テンション上がってきた⤴⤴

 

ターミナルにあるお土産屋さんで、ホテルのお部屋で食べるオヤツ、大好きな「雷鳥の里」をゲット。さて、五千尺ホテルに向かいます。
(※ ホテルに、併設の充実したお土産屋さんあり。チェックイン時に割引チケットがもらえるので、到着してから買い物がお得。)

 

バスターミナルからホテルまでは徒歩約3分。
リモワのコロコロを「ゴロゴロゴロ~」と轟かせながら、あいあい傘でホテルまで。記憶だと、バスを降りたらホテルがある河童橋まですぐ、のはずだったんだけど。傘をさして歩く3分は、そこそこの道のりに感じました。

 

事前に、スーツケースを引いて歩ける道ですか?とホテルに確認したのに、確認が足りなかったです。舗装された道路が遊歩道の外側にある(ルートが2つある!)ことに、まったく気づかなくて。ふつうの歩道を行ってしまった…。スーツケースには厳しくね?と思ったあとの、なんだー、舗装道路あるじゃん!。旅の初日は、そんなこともなんだか楽しかったです。

 

で、やっとの思いでたどり着いたホテル!
黒々としたログと石の装飾が素敵なホテルの正面を、自宅出発から5時間以上の移動でお疲れ気味の50代夫婦は素通りー。記念撮影より、早くチェックインして休みたいーー(笑)。

 

というわけで、写真の記録はお部屋内部から。直前になって旅行日程を繰り上げたため、今回はお部屋をチェンジする連泊となりました。

 

1日目は2階の梓川側のお部屋です。
事前に、あちこちのサイトで宿情報を入手していたので、お部屋に入っても「そうそう、こんな感じ」と新たな感動はなかったものの、写真で見るのと実際にみるのでは印象がかなり違いました。

 

いいじゃーーん!!

 

実は、もともとの予約は、3階の落ち着いた色合いの山岳リゾートっぽいお部屋2泊だったんです。日程変更でたまたま2階を利用することになったんですけど、清潔感や新しさがあり、想像以上によかったです。明るめの木のインテリアとホテルカラーの黒とのコントラストが、オシャレで。あれ?2泊ともこっちでよかったんじゃね?って思っちゃいました。

 

特に、窓際の長椅子がよかったですねー。
適度に張りや固さがあってくつろげるし、部屋の幅いっぱいなので、荷物を置くスペースも余裕でとれる(翌日の3階はそれがなかった)。2階の部屋には、ベランダはないけど、電車の車窓から景色を眺める子どものように、窓越しに梓川や河童橋をずっと眺めていられます。目の前の歩道の木がちょっと視線をさえぎるけど、部屋の中から十分に外の景色を楽しめて個人的には好きでしたねー。

 

お部屋は、2ベッド。

 

ベッドの格子の裏に、洗面ルームと、バスルーム。

部屋の入口近くは、オープンクローゼットになっていて、バスローブと寒い時期の外出用かな?ちゃんちゃんこのようなベストがありました。ホテルとモンベルのダブルネームでカッコイイ。

 

アメニティや備品もシックで好み。ホテル名の刺繍デザインがよいです。

 

パジャマ、柔らかくて心地よい。


 


部屋の中央のテレビ台の下には、冷蔵庫やカップ類。
冷蔵庫の中、すべて無料サービスなんですよ。ビールはチェックイン後や食後、お風呂のあとに。お茶は、散策のおともに大活躍。ホテルオリジナルの焼き菓子(この日は、りんごのスティックケーキ)も、めちゃ美味しかった。





サービスのミネラルウォーターに、氷入りの冷えた天然水がポットに入ってました。
なんぼでも水分補給可能ーーー!!

 

お部屋の探索がすんで一息ついていると、小雨が降る中、ホテルのスタッフが河童橋あたりに何やらセッティングを始めたのが見えました。しばし眺めていると…。

Happy Wedding~💖
幸せのおすそ分けをいただきました。

 

しばらくすると雨があがり、ここでようやく初の!上高地散策!!!
しかし、夕食の時間までもうすぐ。河童橋をサラッとうろつくだけに…。

 

とどめず…。撮る!

 

撮る!!

 

撮るぅ!!!

 

撮りまくるーー!!!!

雨上がりに、テンション上がりまくってます(笑)

 

 

さて、そうこうしているうちに、お楽しみの夕食の時間。
ここのフレンチに期待して、こちらのホテルに決めたんですのー!!

いざ、いざーーーー。

上高地で、フルコース!

フルコースなんて、誰かの結婚式以来。う、う、嬉しすぎる。
食べますよーー(わたし)、飲みますよーー(オット)!

 

では、アミューズから。

【とうもろこしのエスプーマ トマトのジュレ 鱧のソーセージ】


上の層は、コーンのエスプーマ(泡というよりムースな感じ!)。その上に、食感が異なる焼きトウモロコシとポップコーン。エスプーマはコーンがあま~くて、おいし。
下の透明な層はトマトのジュレ。赤い色みゼロで視覚的にはトマトっぽくないけど、お味はトマト!を強く感じる爽やかなジュレ。ずっと食べていられる大好きな味でしたねー。

 

鱧のソーセージは淡白ながら、ソースに入っていた「何か」(忘れました💦)がアクセントになってて、これも季節感のある味でした。

 

お次は、前菜。
【信州サーモンのスモーク ホタルイカのサラダ】

身厚なサーモンの上の赤いゼリーのようなものは、確か、ローズヒップだったと記憶。ちょっと甘く爽やかな味で、スモークされたサーモンとよく合うー。隣のホタルイカのサラダも、これまたさわやか。正直、ホタルイカがちょっと苦手だったんだけど、まーったく臭みがなく、むしろ「ホタルイカって、美味しいかも!?」と思わせてもらえたお皿。ほんと、おいしかったです。

 

さてさて、お次は本日のスープ。
【鶏コンソメと野菜のスープ】

鶏の中に具材が入ってて、刻まれた香草のシャキっとした歯ごたえも楽しめる、とてもサッパリしたコンソメスープ。手が込んでます。

 

 

そろそろ本日の主役、メインデッシュですよーー。

 

お魚料理【日本海産真鯛ポワレ 桜燻製したヴァンブランソース】


鯛のポワレがすごく香ばしい!身はふっくら。小ぶりのホタテも美味しかったです。ワカメの下に、グリル?ポワレ?したタケノコが。歯ごたえがシャキシャキおいしーー。

 

そして、お肉料理。
【長野県産牛フィレ肉のグリエ シェリービネガーと甘酒のソース 稲藁の香りと共に】

んんんーーっつ。説明不要の、フィレ肉のうまさ!!
焼き加減バッチリで、ジューシーで柔らかい。表面のグリルの香ばしさが加わり、お代わり――!と言いたいくらい。添えられた焼き野菜とソースがまた美味しいの。

 

そうそう!!お代わりしたのが、パン。

全粒粉(左)と米粉のパン(右)。
個人的には全粒粉のほうがとってーも美味しくて、2往復いたしました。添えられた燻製バターがまた美味で。スモークされたバターって初めて。バターにしっかり燻製の香りがのってて、パンに塗る、ほおばる、を何回楽しんだか。フレンチの各お皿も美味しいからパンがいくらあっても足りない!!思い出しても、また食べたくなります。

 


おなごり惜しい、最後のデザート。
【黒苺 ピスタチオのシフォンケーキ 酒粕のアイス】

こちらのシェフは、燻製もさることながら「酒粕」などの発酵食品を得意としているみたいで、このアイスもサッパリと美味しかったですねぇ。デザートはシェフの盛り合わせの他に、クラウンメロンも選べます。


そして、そして。
ほんとうに最後に、食後の飲み物と小菓子。満腹すぎて、写真わすれました(笑)。

 

約2時間のディナー。ここが上高地なんだー、と思えば思うほど、より贅沢な食事でしたね。宿泊したホテルでこのレベルの食事はホント初めて。1日目は移動の疲れもあり、お天気が今一つで景色を満喫ってわけにはいかなかったけど、お夕食に超満足で、心から来てよかった!と思えて。初日は終わりーー。

 

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翌日の午前中は、どうにか晴れ間になりそうな天気予報。半日だけでも超楽しむぞー!それよりなにより、早起きして、宿泊者だけの上高地の朝を体験せねば。

そうして就寝した、翌朝。夜明けとともに自然に目が覚めます。


晴れてるーーー!

 

→ 上高地2日目へ。

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