薪ストーブ、煤(すす)!黒煙の原因は薪!?
薪ストーブ屋さんのお兄さん達に、緊急メンテしてもらい、正しい使い方も再レクチャーいただいて、これで完璧!になったはずだったのに。
お兄さん達が帰られたあと、
その翌日、
自分だけで焚いたら、またガラス面が黒い~~涙。煤けちゃってる…。
(お兄さんたちが帰ってから煤けたもの)
(その翌日、再度チャレンジしたもの。さらに煤けてる)
なんで、だ??
…といっても、心当たりがないわけでもなく。犯人はきっと「薪」ですね。
緊急メンテの際、レクチャーしてくれたお兄さん②がこんなことを言っていたんです。
「薪以外のもの、燃やしてます?」
決して、ありません!!
薪オンリーです!!しかも、カッピカピに十分乾燥した薪だけです!
どうして、お兄さん②がそういったかというと、ストーブ庫内の置き灰にお兄さんがみたことのない物質が混ざっていたからなのです。
お兄さん②が取り出したそれを見てみると、なんだか毛糸のクズみたいな灰でした。薪の灰に詳しくない私は、あまり不思議に思いませんでしたけど、専門のお兄さんが言うからにはきっと珍しいものであるに違いないです。
ベテランのお兄さん①も見てくれましたが、なんだろうね、と判定できず。
そんなやりとりがあったのです。
お兄さん達も知っていますが、うちのメインの薪は「針葉樹」。広葉樹はお高いので、ここぞの時に投入する使い方です。うちの薪ストーブはネスターマーチンという機種で、針葉樹を燃やせる能力があります。なので、針葉樹を使うことはまったく問題ないんです。
と・こ・ろ・が。
うちの針葉樹の薪、ちょっとそこいらの針葉樹じゃない。70年~100年前の針葉樹の「年季物の」薪なんですよ。
祖父の自宅を壊した際(約40年前)の廃材で、太い梁などを残し、屋内保管していたものを薪にしたんです。いわゆる古民家の建材です。材質はよくわかりませんが、多くは「松」、そして一部が「杉」「ヒノキ」のようです。
で、くせ者なのが「松」。
松には「ヤニ」が多く含まれます。
薪割をした際に、丸太の外側は経年の土埃で汚れていても、割ったときの樹の内側がとてもきれいな肌質のことが多く、オットと驚いたことがありました。こんなに長い時間が経っていても生きているみたいだね!って。
それこそが、ヤニだったんですねー。
ついさっき調べて、ヤニが100年経っても樹に艶を与えるのだと知りました。そうだったのか。正体を知らなかった…。
きれいなものは樹の肌だけではなく、時々、割った薪の一部に琥珀色のような塊みたいなものを見かけます。これも、ヤニなんだそうで。「ヤニつぼ」って言うらしいです。100年以上経っていても、温度を加えたりすると「にゅるん」って溶けだしてくるらしいです。
ってか、薪ストーブのなかで、溶け出すの見たわ!!
あれかーーーーー。
ヤニは、天然の樹脂。よく燃えます。でも脂成分だから黒煙をあげる。
薪ストーブに針葉樹をクリーンに燃焼させる能力があったとしても、薪そのものに多量のヤニがあったら、黒煙は防ぎようがない。そういうことか。
レクチャー通り、空気調整して上手に焚いたと思っても、なぜかガラス面が黒ずむのは「ヤニ」の仕業に違いない。きっと、そうだ。そして、なぞの糸くずみたいな物体も、ヤニ、おまえなの燃焼後の姿なのか~~。(そうなの??…笑)
そして、何より気持ち悪いコレ。この正体も突き止めないと、安心して薪ストーブライフ続けられない!→ なぞの物体の追跡は、こちらで。
(お兄さん達のメンテ2日後。ストーブ運転後の薪止めに付着したナゾの物体…気持ち悪っ)
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