豪雪でストップした新築工事、いよいよ再開
もともと2018年3月竣工予定だった我が家。
東京の自宅の賃貸契約期間に合わせて建築スケジュールを組んだため、冬場の工期とならざるをえず。でも、北陸の冬を知っている私は冬の工期にあまり気が乗らない。
だって、お天気よくないもん。
「曇っている、日照時間が短い、寒い」くらいなら許容範囲だけど、「雪が降る、ずっと湿っている」となっては木造住宅を建てる時期としては不適。
だから、私は設計士さんや現場監督さんとの打ち合わせごとに「本当に、大丈夫?」と何度も確認したりして。
でも、冬のまっさかりの工事日程でも北陸の家は建てるのだと、設計士さんも現場監督さんも
「普通ですよ、普通」
と、まったく問題ないというリアクション。
たしかに最近の福井は暖冬なのか積雪らしい積雪もない年が続いたし、実際、お正月の帰省時も雪を心配してスタッドレスに履き替えたけど、走行音がうるさいばかりで雪道で役に立つことはなかったし。
地元の現場の方がそういうのだからチョット心配しすぎかなー、とも思いだした。
ところが!!
「チリ沖の海水温が平年よりも低い」
とのニュース。
チリ沖の海水温が高いと、エルニーニョで暖冬。低いと、ラニーニャで厳冬となるらしい。
7~8年前の海水温が低かったときは厳冬となり、日本海側では大雪だったそう。2011年は福井にいなかったから覚えていないけど。
つまーり、この冬はっ!!
一旦はこのまま進めても構わないと合点したものの、モゾモゾと嫌な予感がする。
11月の打ち合わせ時に、再度、設計士さんと現場監督さんに言ってみる。
「今年の冬はやっぱり厳しいんじゃ…」
「最近まとまった雪って何年も降ってなかったですからね~、そろそろ…」
「チリ沖の海水温が冷えているって言いますしぃぃぃ…」
「うち以外の新築工事って、みなさんどうされるんですか…」
ぶちぶちぶち…。
すると、翌日、現場監督さんが「工事、冬場はストップしましょ」と。
おぉぉぉぉぉぉぉ、ほんとうに? いいんですかっ!(涙)
始めてしまった基礎工事だけは年内に済ませ、1月の棟上げを3月まで延期しましょう。その頃になったらもう雪の心配はありませんし。大工さんには別のお仕事を手配しましたから。
なんてことーーー(涙)ありがとうございますっっ!
太平洋側の東京の冬と、日本海側の北陸の冬は、まったく別物。
九州生まれ九州育ち、この10年間だけ東京暮らしのオットには、グズる私の感覚は理解できなかったようだったけど、なんだかモヤッとした予感がどうしても譲れなかったから現場監督さんの言葉に甘えることに。
結果…
基礎は1メートルを超える雪でスッポリ。
40年ぶりの豪雪になった福井県。
工事中断してもらって、ヨカッターーーーーー。
その雪もすっかり融けて、久しぶりに乾いた基礎が出現した3月。いよいよ、工事再開です。
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