パッシブハウスのポテンシャルは冬に特に実感、差し込む日差しが温かい
『光や風などの自然エネルギーを有効活用した、心地よいパッシブな建築の提案』
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そうそう、こんな感じ(笑)。うちの設計をお願いした設計事務所のHPから拝借しました。
暮らし始めて約1年半。まさに、この一文を実感する季節が「冬」。
お天気に左右されるけど、日の出から日没までの時間のうつろいを、差し込む日差しで実感できるんです。
冬の温かな日差し=自然エネルギー、を家の中までしっかり取り入れることの心地よさ。
どんより寒さが厳しい北陸では、冬をいかに心地よく過ごすかがホント大事。
薪ストーブで暖をとることも、家に居ながらにして冬の日差しを楽しめることも、頑張って家を建てたからこそ叶ったこと。
建ててよかったーーー!
でも、晴天の多い東京で暮らしていたから、福井に帰ることに「かなーり」躊躇がありました。
寒いしなぁ。
どんよりしてるしなぁ。
雪、やだなー。
曇天の日が多いことや降雪は地域性の特性だから、どんなに快適な家を作ろうとも避けられないんだけど、「寒さ」は工夫次第でコントロールできるもんねー。
で、パッシブハウスにしたわけです。
もちろん「快適さ」以上にオットの後遺症に優しい生活空間であることを願ったからこその「パッシブハウス」なんですけどね。
でも、年齢に関係なく、健康状態に関係なく、心地いい住環境は誰にとってもキモチイイ!
ってことで。
うちの開口のメインは南向きです。
なので、朝一番の日差しは東側の外壁が吸収し、日が高くなると南向きのリビングから家の中心部まで日差しが入ってきます。
今日11時頃の室内。
東南からリビングに日差しが入ってきました。東側の外壁に遮られる土間にはまだ陽は差し込まず、ふんわりと明るい程度。
2階のベランダからはキャットウォークや、フリースペースの4畳半部屋の奥まで日差しが入りポカポカと温かい。
それが1時間後の12時頃には、リビングにより沢山の陽が入るようになり、薪ストーブのある土間にも陽が届くように。
さらに2時間後の14時ごろ。
今度は南西からリビングに陽が入り、吹き抜けの漆喰壁にもたくさんの陽があたり、室内温度は26度くらいまでに。犬も日差しの位置を追うように、温まるフローリングでウトウト。
こんな風に視覚的にも実際の体感でも太陽の温かさを楽しめるのが冬のパッシブハウスなんだけど、住んでみてビックリしたのが、
実は、パッシブハウスは夏もスゴイ。
冬には室内の奥まで太陽の日差しがたっぷり入ってくる設計で、夏の日差しはウッドデッキのぎりぎりまででピシャーっと止まる。ゆえに、夏の日差しは室内には入って来ないという。
最初の夏を経験した時はビックリしましたよ、こんなに上手くできるもん?って。
専門的なことはわかりませんけどね、おそらく二階ベランダの「庇(ひさし)」が絶妙な角度と長さなのではないかと。
夏と冬の太陽角度から適切な「庇」を割り出すと、夏には暑さを家の中に入れず、冬には可能な限り取り入れるという「神庇」になるのではないかと…。
あくまでも、個人的見解です。(笑)
あ、そのかわり夏から冬にかけての一時期、暑めの日差しがサンサンと入って困るときがあり。ほんの一時期なんで、こればっかりはしょーがないと諦めてます。
なので、うちは夏が終わるころイソイソと「すだれ」をかけます。
変なのーーーーーー(笑)。
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