古い水道メーターボックスの蓋が割れた!
自宅建築期間中は、実家の駐車場にクルマを停めさせてもらっている。
いつものようにクルマを停め、玄関に向かおうとした時。
何やら違和感があって足元を見ると…。
わ、わ、割れてるーーーーー!
ちょうどタイヤが通過するあたりに埋設されている水道メーターボックスの蓋が、まっぷたつ!!
この重量級のクルマに耐えかねて割れてしまったんだ!うわー、やっちゃった!
水道メーターを格納しているボックスの蓋は、ボックスの内枠についた4か所のツメで支えられているだけ。なので、二つに割れてしまった蓋をどうにかして元に戻そうとしても、元の位置には戻せない。
トホホ。
毎日、クルマを出し入れする駐車場。蓋のない水道メーターの上を通過するのは、いくらなんでも危い。早く何とかしなくては…。
市役所に連絡すると、水道メーターボックスは「個人の所有物」なので補修は個人でやってくださいと。
え?公共物じゃないの??
知らなかった。
「水道メーター以外の給水装置はお客様の財産です」と、市のHPにも書いてある。
蓋、直してくれないのね(涙)
では、どうすれば…。
「設備工事をやっている業者さんに連絡して、ボックスを交換してもらってください」
ボックスの交換?
となると駐車場のコンクリートをめくらないといけないんですけどーー。
「そうなりますね…。」
や、そう簡単に出来るワケないでしょー。
そんなことになったらオオゴトですよ!
何かよい方法はないかと、母に相談すると、自宅敷地内のもう一つの水道メーターボックスの蓋は使えないかと名案が。
もう一つの水道メーターのところに行くと…。
蓋が違うーーーーーーー!
なんてこと!
同時期に設置した水道メーターボックスなのに、蓋のデザインと大きさが全然違う。
割れた蓋には「量水器」、もう一つの蓋には「水道メーター」と書かれている。どちらも長方形だけどサイズが違うのが目視でも分かる。
…ツカエナイ。
あらためて市に問い合わせをしてみると、割れた蓋は旧サイズで製造終了品。現在流通しているボックスのサイズとは違い、うちのサイズの在庫はないとのこと。つまり、蓋だけ入手することもできない。
いよいよ駐車場のコンクリートをめくらないといけないのかとガッカリしていると、再び、母から
「仕事場の水道メーターも古いものだから確認してくれば?」
と救いの提案。
急いで仕事場へ向かうと、蓋には「水道メーター」の文字が。
また違うーーーーーー!
こうなったらネットに出ていないかと検索するものの、古いメーターボックスの蓋など流通しておらず全くヒットせず。
ところが、いろいろ検索してるとタイトルに「自治体名」が含まれていることに気づく。
個々の自治体によって事情が違うのでは?
てことは、近隣の市なら在庫を持っているかも?
すがる思いで、お隣の市役所に電話をしてみる。
すると、優しそうな職員さんが丁寧にいろいろ教えてくれた。
・水道メーターの蓋には「市のマーク」が入っているから、越境はよろしくない
・古いものは設備業者が修繕のため在庫で持っている可能性大
・有力そうな業者を数社教えるので、自分で問い合わせてみては
・それでもダメなら、1メートル四方の鉄板を蓋の代わりに置いても大丈夫
そういえば、割れた蓋には「市のマーク」がついていた。
なるほど、自治体ごとに違うのね。
教えてもらった設備業者に連絡すると、なんと「量水器」と書かれた同じサイズの古い蓋を保有していると!
しかも、蓋だけ譲ってくれるという。
早速、いただきにあがると「古いものだから持って行っていいですよ。お代はいりません。」と、神対応(涙)。
ありがとうございますーーーーっ。
数十年前の古い水道メーターボックスの蓋を入手したい時は、ネットで探すより地元の設備業者さんを頼るのが近道。
地元の人情に支えられ、実家の水道メーターボックスには、古く錆びているけれど新たな蓋がつきました。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。