薪活を振り返る、5~6年分の薪を調達できてしまった話(2019)

今回は、話長いですよ(笑)。

建築廃材をただ運ぶだけのユルかった2018年と、うってかわって。
思い出しただけでも疲労感がぶり返しそうな2019年の薪活。厳しかったー!

なにが厳しいって、

・木材の、量。ハンパない!!!
・一本一本の、重さ。桁違い!!
・運び出し+3階に上げる、往復回数。MAXーー!

どれをとっても記録的なものでした。

2018年に運搬した建築廃材は、自宅建築に使った後の「切り残し」木材。
けど、2019年に格闘した建築廃材は、家を(しかも、なかなかデカイ!)解体したときのもの。

家、まるっと一棟分!!

の量です。

そりゃー、スケールが違う。

ビフォーアフターでも見たことがあると思いますけど、古民家を想像してもらったらいいです。
昔の立派な日本家屋って、梁や柱が現代のものとは全然「太さ」が違いますよね。

しかも、叔父の家は(母の実家ね)田舎のそこそこ大きな家だったんで、一本一本の木材が太い&長い!

余談ですが、その家屋の解体が行われたのは、いまから40年以上前。
現在の自宅建て替え時に、壊した方の家の材料をとっておいたんですよ。

そのときの解体廃材が、丸太のまま、いままで残されていたという…、別の驚き。
残して置けるスペースがあったのもビックリですけど。

保管場所、ここね。昔、機屋をしていたころの工場です。昨年解体される前の姿。
古いとはいえ、ちゃんと屋内で保管された丸太。
その丸太のままの木材を、チェーンソーで「玉」の状態にまでしてくれたのは、叔父。

2019年、薪活でしんどかったのは私達でなく、むしろ、叔父!!

「自宅建築します、薪ストーブ入れる予定です、なのでこの廃材ください。」

そんな姪夫婦の申し出に、最大の協力をしてくれたのが叔父。
叔父なくしては、この薪活、この大量の薪ストックはできなかったです。

ほんと感謝。

なので、キツかったと言っている場合じゃないですけどね、現実、厳しかったですーーー。
だって、この量。

前年に見たときは、ここまで多くなかった気がするんだけど…。
叔父さん、1年でさらに寝転がっていた丸太を切り出して、積み上げておいてくれたんですねーー。

アタマ、下がります。

そんな叔父にも廃材の運び出しを迫られていた事情があり。

この丸太を保管していた建屋は老朽化が激しく、台風が来るたびにヒヤヒヤ、大雪が来ると潰れる心配もあり、解体が決まっていたんです。

年内には取り壊すため、とっとと、中にあるものは片づけ必須という時間制限もあって。

2019年のGWは、すべて、すべーーーーーて、この作業にあてました。

朝から夕方まで、ちょっとの休憩と食事時間を除けば、ほぼ「薪労働」。

ひたすら、割る。
割ったものを回収する。
積み上げる。

ときどき、薪割り機にガソリン注入する。

…延々コレの繰り返し。

しびれたなーーー。

でも、これをやり遂げられたのも、一番は叔父の多大なる「下ごしらえ」があり、そして薪ストーブ屋さんの無償レンタルの「薪割り機」があってのこと。

恵まれてました。

薪ストーブを購入する時、地元の専門店2つで迷ったんです。
どちらも「ネスターマーチン」を扱ってて。

最終的には、見積もりや購入後のサービス、なによりお店の方の人柄に惹かれて決めたんですけど。
そこに「決め手」をもうひとつ加えるとしたら、「薪割り機」を貸してくれるというアドバンテージ!

薪ストーブを買う前から、薪割りをしないといけないことは分かっていたので、この提示は嬉しかったですーーー。

てか、これがなかったら、不可能でした。2019年の薪活。

コレ、貸してくれるんですよ。スゴクないです?

エンジンモーターの爆音も、ものともしない人里離れた田舎でよかったです。
この音量と排気ガスは、立地を選ぶ。住宅地、アリエナイです。

薪割り機のレンタル期間はGW中だけだったんで(ほかのお客さんにも貸し出さなきゃいけないし)、追い込まれる形でガンバリました(汗)。

この期間、毎晩、アリナミンとバンテリンのお世話になりましたねー。
50代夫婦ですからね、メンテしないと、ゴールまで頑張れない(笑)

そうやって2019年のGWは終わっていきました。

でねーーーーー。

薪って、割れば終わりじゃないんですよー。つづき、つづき!!
当然のことながら、割った場所から保管場所へ移動させなきゃいけないでしょ、ふつう。

割ったそばから全部消費するものでもないし、ひと冬にしろ、数年にしろ、一定期間「薪棚」にためるのに薪を運ばなきゃいけない。

それ!

それですよ、次なる重労働は。

割ったものを、うちの場合、実家のコンクリート建屋の3階に運ぶ予定で。
何十年もかけて「超乾燥」状態にある薪を、屋外にストックするのももったいないし、なにしろ普通サイズの「薪棚」におさまる量じゃない。

で、6月に入ると今度は軽トラを借りて、割った薪の運搬の日々が始まったわけです。

といっても。

すぐに運ぶ作業に移ったわけじゃなくて。

うちのオット。ほんと感心する。
割りながら考えていたみたいで。

どーしたら、効率よく運べ、その後使う時にも便利な状態にならないもんかと。

そこで、割ってバラバラになった薪を「束」にすることに。
キャンプ場とかで売っている薪、あれ、束になっているでしょ。アレです、アレ。

早速、ホームセンターに行って、材料探し。
荷造りに使うPPバンドとPPバンド用ストッパーを、試しに購入。

やってみる。
なかなか、いいじゃーん!!

ハンパない量の薪に、大量のPPバンドが必要で、コストもそれなりにかさみそう。
ホームセンターでは割高になるんで、ネット検索し「モノタロウ」で注文。

バンド1000m!ストッパー1000個入!

結局3割くらいは残りましたけど。コスパ的にこのサイズがおトクでした。

それを、延べ何日やっただろう…。気が遠くなるほど、ひたすら「束」にする日々。
軽―く、ノイローゼっぽくなるくらい…オットが。

だってね、この「束」にするぞーー!って時にね、あたしとしたら大失態。

じゃーーーん。骨折しましたーー(涙)

戦線離脱…。ツカエナイ(涙)

もともと2人しかいない作業員なのに、オットはのっけからの「一人旅」。
かわいそう。

でも、建屋の解体が迫ってますからね、骨折完治を待っているわけにもいかず。大汗をかきながら孤軍奮闘した「束」作り。

ひたすらPPバンドを、輪にする。
薪を10本程度、PPバンドでまとめる。
まとめた束を、積み上げる。

ときどき、軽トラで運び出す。

あれ?さっきと同じ(笑)。

思い出して書いていても涙ぐみそうになる…。よく、ガンバリマシタ。
終盤、わたしも骨折にも慣れだした頃、片手ながら参戦しましたよ。

軽トラで運ぶの、ちょっと楽しかったなー。

2018年から始まり、2019年の薪活。
こんなことがあっての、薪大量ストック。5~6年分くらい楽勝でしょ。

…でも、結論、薪は「買うべし」。

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